マリーナ

浮桟橋に関するよくあるお問合わせ、症状と対処法についてまとめてみました。

 
症状
桟橋が傾いてきた
要因・状況
・浮力の低下(フロート内部の浸水)
・外力による影響(潮、波などによる一方向からの外力)
・係船による影響
 
対策
浮力追加
ウエイト調整他
 

 
症状
係留装置付近に異物音、黒ずみが生じている
要因・状況
・ローラーやブラケットの摩耗
・係留策の摩耗
 
対策
常に可動している箇所なので定期的に観察し、
摩耗している場合は早めの交換が必要。
※一番大事な箇所であり放置しておくと、後に多大な被害に結びついてしまう恐れがあるので注意が必要です。
 

 
症状
桟橋本体から異物音が聞こえる
要因・状況
・フレーム溶接部等の割れ
・金属疲労、経年劣化
 
対策
補強材の取付(補強溶接)/ 機材の交換
※桟橋の裏側(見えない部分)の損傷は壊れて初めて気づく事がほとんどです。
対処としては定期的に桟橋の状態を確認し特に、異物音や黒墨がないか等に注意することが大事になります。
 

 
症状
桟橋連結部のズレ、ガタツキ
 
要因・状況
・連結部の摩耗
 
対策
連結部材の交換
 

 
症状
デッキ材の表面に腐れが生じている
要因・状況
・害虫による被害
・雨、海水による浸食
・(特に風通しの悪い裏側には要注意)
 
対策
腐敗部の除去後、充填材注入、及び埋木処置
※デッキ板の場合は交換が必要です。
 

 
症状
デッキ板にガタツキが生じた
要因・状況
・根太材の腐敗(取付ビスの効かない場合)
・振動によるビスの浮き
 
対策
根太交換
効きの良いビス等に変更
 

 
症状
防舷材が外れた
要因・状況
・艇の接触
・取付部の腐食
 
対策
再設置(補強)
取付部の補修、改良後取付
 

 
症状
オーナーが桟橋を改良しているけど大丈夫?
例)デッキ面の追加・大型フェンダーの取付・クリートの増設等
 
要因・状況
・Yブーム根元部へのデッキ取付→傾き、連結部の損傷
・桟橋のフロートが押し出され外れる
・フレームに加工して取り付けている
 
対策
状況によって異なるので一概に悪いとは言えないが設計外の力が掛かる場合もあり、定期的な観察及び対処が必要です。